北海道内陸ドライヴ~然別湖

ドライブ旅行三日目は然別湖でカヌー。

 

6時集合のため、4時半に出発。

前日寝不足と疲労の中散々飲みそのまま布団にダイブしたけれど、目覚ましなしで奇跡的に3時に起床。

本厄の八方塞なのに。

今年の運使い果たした。

 

まあ案の定道に迷い、ぎりっぎりになるのだけど。

 

釧路でのカヌー体験から、カヌーは絶対朝一!との信条がありちょっと無理のあるスケジュールもゼンゼンヨユーでいたけれど、

全体的に雲が広がり時折霧雨も降りだし、ちょっとテンションが下がった。

が、鹿追町辺りまで来た頃、文字通り雲行きが変わってきた。

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途中上り坂になり、進んでいくと力強い日差しが!

 

全く予備知識なしで行ったのだが、然別湖は標高810mに位置するそうだ。

どうりで、雲海が見えるわけだ。

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自然と叫んでしまったね。

きれい~

 

集合時間1,2分前に滑り込み、念願の早朝カヌー!!

透明度がすごい。

水深19mまで見えるそうだ。

これ以降、私は「すごい」と「きれい」しかしゃべれなくなった。

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冬の季語にもなっている「けあらし」を夏に見る。

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とにかく凪で水面が鏡のよう。

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わざと枝の下を進む。

もう、こんなに美しい緑色は見たことがない。

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湾になっている場所で「やまびこ」も体験させてもらった。

左右前後あらゆる方角に音が反射して、それが目で追えた。

どんなサラウンドでもこれは再現出来まい。

テレビや動画なんかじゃもっと無理だろう。

 

 

 

透明度が高い湖なので、沈んでいるものもよく見える。

こんなに大自然なのに空き缶が目についた。

「自然の美しさを体験しに来ているはずなのに、どうしてこんなことが出来るんでしょう!」と怒ると、ガイドさんが

「昔は、ごみは目の前から見えなくなればそれでいいという時代があったんです」と話した。

釣りキチ〇平という漫画に、たばこの吸い殻は空き缶に入れて土に埋めるのがマナーと描かれていたとか。

確かに、落ちていた空き缶は年代物のように見えた。

そしてこの然別湖の奥にある秘湖・東雲湖には、未だ昔の一升瓶などが落ちているという。

もう少し未来、こういったごみが発掘されて今の人間の生態を考察される資料となるのかもしれない。

 

 

 

ツアー終了後、ガイドさんに「ハート形に見える湖」の話をしたら、「これでしょ?」と駒止湖が表紙の本を見せてくれた。

その本はそのガイドさんの作品集で、ぱらぱらと中を見ると、然別湖に対する愛がものすごく伝わってきて、私にとって衝動買いにしてはちょっとお値段がしたのだけど、即決して買わせていただいた。

写真って面白い。然別湖は美しくて、写真も確かにきれいなのだけど、ただきれいなだけの写真ではなく、愛がだだもれしているのが感じられた。