Japan Pottery Net / 窯元プロフィール_藤井勝雲窯
波佐見へ行く予定を変更し、有田へ。これがまさか、最終的にこの旅一番の思い出になるとは。
佐世保も有田も有名だから交通の便も良いだろうと勝手な思い込みで駅に向かうと、日中は1時間に一本のみ!次の便まで後50分。堪らずバスを探すと、なんと平日のみの運行(この日は土曜)。
観念してJRに乗り約30分、気持ちのいい青空と緑が広がる町に着いた。汗ばむくらいの気温がこの町の風景をより際立たせてる気がした。
先生に指定された会社のタクシーに乗り、工房へ。帰りのタクシーもこの運ちゃんで、道中色々おしゃべりをした。運ちゃんも昔、陶芸の学校を出て一度はその道を進んだらしい。流石有田(なのか?)。
工房は山に近い、閑静な場所にあった。お茶をごちそうになりながら、有田焼や自身の工房のお話を沢山聞かせてもらった。例えば、こういう職人の世界でも労働基準法が適用されて、8時間労働の土日祝休み。なので時間が足りなくて土作りから完成まで一人で出来る職人が育たない、とか。しまいには政治の話に繋がり、経営する立場の人間はやはり大きな目で物事を見て考えているんだなぁと思った。
そして作業場を見せていただいた。成形と絵付けで建物が分かれていた。絵付けの写真を撮れなくて凄く残念…。とても繊細な線、丁寧な着色、ギリギリまで近づいて眺めた。
最後に、完成した作品が所狭しと並べられた別棟に案内してもらった。
うずら。この細かさ!!
龍はあんまり興味がないけど、この雲の濃淡は素敵。
目が回る〜
梅。この辺から私の好きなシリーズ
メジロ💗このポップな感じが可愛い
コスモス。
オマーン国王お買い上げ。
昨日の今日で突然、これだけの量を見せられて情報処理が追いつかない。リアルな制作現場をオーナーの解説付きで見学させてもらっているのだ。それもツアーに申し込んだ訳ではない。それなのに今度は珈琲カップとソーサーをお土産にいただいた。それについては詳しくは次回。
一体私の身に何が起きてるの??無事に帰れるの??なんて思ってしまうほど驚いた笑